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お気楽金融雇われ人の見聞録

検察の判断は見事に裏目に出たね

震災で釈放・逮捕、法相「検察の判断に疑問符」
江田法相は5日の閣議後の記者会見で、東日本大震災後に福島、仙台両地検が勾留中の容疑者を釈放した問題について、「(被災者の)皆さんから見ると、大変な不公平感を持つのは、よく理解ができる。あまりうれしくないことだった」と述べた。
釈放された女が福島県警に逮捕されたことについては、「こういう事案が起きると釈放の判断が、適切だったかどうかに大きな疑問(符)が付く。検察の所管大臣として大変残念だ」と語った。
(2011年4月5日 読売新聞)

現場から遠い連中が現場のがんばりを台無しにするのは東電に限らないってことだな」の続報。検察の判断は見事に裏目に出たね。

この間釈放した時と状況は変わっていないはずだから、今回も警察から送致されたあと、検察の判断で釈放することになるんだよね?で、警察からはまた不満のコメントが出ると。独りよがりの判断で初動を誤ると、後々まで判断ミスの影響が残るというのは私自身への教訓でもあるな。

ちなみに今回のように逮捕・釈放された「元」容疑者が、別の犯罪でまた逮捕された時、釈放した元の犯罪についても改めて起訴できるんだろうか?

釈放したのは勾留の制限時間内に公訴を提起しなかった(できなかった)ことに伴う処分であり、不起訴処分にしたわけでも起訴猶予処分にしたわけでもない、ということであれば、元の犯罪についても公訴権が消滅しているわけではないから、二つの犯罪をそれぞれ起訴できるような気もするけど、実際どうなんだろう。

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