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お気楽金融雇われ人の見聞録

節電の先を考え始めなきゃいけないね

原発安定停止へ長期戦、汚染水排出が難航
電源復旧作業が進められている東京電力福島第一原子力発電所は、原子炉の本格的な冷却に欠かせない設備が集中するタービン建屋地下にたまった高濃度の放射性物質の除去作業が難航している。
(2011年3月28日 読売新聞)

原発の処理は長期化やむなし、という情報が毎日出てくる。長期化自体は避けられないことと思うので、覚悟を決めて腰をすえて取り組んでもらいたいなと思う。

その一方で、首都圏の電力事情が劇的に改善する期待は失われつつある、というのも事実。今後、新しく原発を作るなんて話はできなくなるだろうから、節電とともに原発の代わりとなる発電所を手当てしなきゃ、ということも考える必要がある。

LNGや石炭を使った火力発電所が代替発電所の筆頭なんだろうけど、各地のごみ処理工場の熱を使った発電をもっと大々的に展開するとかできないんだろうか?たとえば東京23区や横浜市川崎市の清掃工場はごみの焼却熱を発電に利用しているとサイトに出ているけれど、ほかの自治体はどうなんだろう。

あと、電力供給の地域独占体制も見直す必要がある。棲み分けなんかしているから、健全な競争原理が働かず、この期に及んでも出てくるいかにも危機感に乏しい言動につながっているんだろう。2社か3社に集約して、ユニバーサルサービスを義務付けて…という携帯電話サービスで見られるような姿に持っていったらいいと思うんだけど。

このあたりこそ「政治主導」で道筋をつけるべき課題と思うんだけど、どういう姿を見せてくれることやら。

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