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お気楽金融雇われ人の見聞録

サマータイム、電力は助かるかもしれないけれど……

蓮舫氏、夏場の節電に「サマータイム誘導で税制や料金見直す」
蓮舫節電啓発担当相は22日午前の記者会見で、夏場の電力需要増加への対応策に関し「サマータイム、フレックスタイムに誘導していくための税制や電気料金など抜本的に見直すきっかけにしたい」と述べ、節電につながる業務体系の変更を促す優遇税制を導入する考えを示した。
(2011年3月22日 産経新聞

今朝から、東京電力のサイトで電力需要がグラフで開示されるようになっている。

計画停電が続いているし、電力需要が逼迫しているのはわかりきっているんだけど、改めてグラフになると綱渡りで電気の融通をしているのがよくわかる。こういう状況下、自分たちにできることは節電に努めるくらいしかないので、なるべく無駄な電気を使わないよう家族で気をつけることにしている。

とはいえ、電力需要が逼迫する状況は簡単に改善しそうにないので、蓮舫さんが言うようなサマータイムの導入は一つのアイデアかなと思っている。東京近辺で言えば、夏場は朝の4時頃から明るくなってしまうので、2時間くらい時計を早めて日の出が6時近辺になるようにする手はありかと。

問題は、一旦導入したサマータイムが廃止されたという歴史的事実が示すように、日本のライフスタイルに合うかってところ。時計を早めることが出社時間を早める一方で、帰宅のタイミングは変わらないという、単なる労働強化になってしまっては本末転倒もいいところだが、その可能性はゼロじゃないんだよなぁ、残念ながら。

電力需要の観点からサマータイムを導入して、個人の働き方の改善まで結びつけばハッピーではあるけれど、実現までこぎ着けられるか?現内閣は「有言不実行力」には定評あるんだけど……。アドバルーンくらいに思っておいた方が良さそうだな。

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