聞いた、見た、読んだ。

お気楽金融雇われ人の見聞録

韓国併合の首相談話は穏当な内容じゃないかな

「改めて痛切な反省」 韓国併合100年、首相が談話
談話では「韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられた」との認識を表明。そのうえで、「歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みることに率直でありたい」として、戦後50年を機に出された1995年の「村山談話」の表現と同様に「植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、ここに改めて痛切な反省と心からのお詫(わ)びの気持ちを表明する」としている。 (2010年8月10日 朝日新聞

日韓併合100年に合わせて出された首相談話、与野党の一部から心配する声が上がっていたけれど、ふたを開けてみたら、まぁ穏当な内容だと思うけどね。

また、宮内庁が保管している古文書「朝鮮王室(王朝)儀軌(ぎき)」を韓国側に引き渡す方針も明記した。「朝鮮王室儀軌」は朝鮮王朝時代の王室の公式記録で、韓国が日本に返還を求めてきた文化財の一つ。韓国国会も06年、返還要求決議を採択していた。談話では、文書への韓国の所有権を認める「返還」ではなく、引き渡しと位置づけた。政府として未解決の補償問題の存在を認めるような表現は避けた。

談話発表に反対する人たちが一番気にしていたであろう部分、すなわち補償問題の蒸し返しにつながるような表現がないのはもちろん、「朝鮮王室儀軌」についても「返還」としなかったのは所有権はあくまで日本にあって、韓国の「期待にこたえて」譲渡するという形としたのは、大戦中の諸問題は65年の日韓共同宣言で解決済みというこれまでのスタンスから外れていない。よく配慮された文章。

今回談話を出したことで、韓国の李大統領の顔も立ったでしょう。李大統領の「談話に対する『強い謝意』」はその表れかと。

↓共感できるエントリーだったらポチッとお願いします。
にほんブログ村 ニュースブログ 時事ニュースへ