日本振興銀行の木村剛氏、立件かぁ

振興銀検査忌避　木村前会長ら立件へ　電子メール組織的削除に関与の疑い
日本振興銀行（東京都千代田区）の銀行法違反（検査忌避）事件で、電子メールの削除に同社の実質的な創業者である木村剛前会長（４８）が関与した疑いが強いことが１３日、捜査関係者への取材で分かった。メール削除は元執行役（３８）が主導的役割を果たしており、元執行役は木村前会長の側近だったとされる。警視庁捜査２課は同容疑で、近く木村前会長と元執行役ら数人を立件する方針を固めた。
（2010年7月13日 産経新聞）

木村剛氏、立件か。最近の動きを見ている限りでは、やむなしか。振興銀行立ち上げた頃は、既存の銀行へのアンチテーゼとして持て囃されていたのにね。いつの間にやら暗黒面に堕ちてしまったなぁ。

すでに「木村剛が立件　そして伝説へ」（切込隊長BLOG）で言い尽くされてしまっているけれど、過去に自分が携わって強化した金融監督・検査の枠組みに息の根を止められるとは、自業自得とはいえ皮肉が効いてるね。

この日本振興銀行と新銀行東京が先鞭をつける形で、中小企業向け無担保融資に一時期脚光があたったけれど、両行とも思ったような収益を上げることができないまま銀行事態の存続が危ぶまれる事態になってしまった。今回の件がどう着地するか見えないけれど、簡便な審査を前提とする中小企業向け無担保融資はビジネスとしては先が全く見えない状態になってしまったか。

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