おかえりなさい、はやぶさ

はやぶさが7年間の旅を終えて地球に戻ってきた。
無事にカプセルも発見・回収できたようで、カプセルの中に小惑星イトカワのかけらが入っていれば大成功であるが、仮にかけらの回収ができていなかったとしても、延べ7年間、50億キロメートルの小惑星探査とカプセルの大気圏再突入に成功した事実は、日本の宇宙開発史上に残る大成果。緊張にさらされ続けた関係者の方々、本当にご苦労さまでした。

はやぶさの大気圏再突入時の写真、射出したカプセルを先頭に燃えはじめ、たくさんの部品にばらけながら燃え尽きていく様子がよくわかる。最後の最後でばらばらになって燃え尽きてしまうというのは、これまでの関係者の努力を考えると本当に切ないのだけれど、任務を全うして光になったのだから美しい姿を見せてくれたと考えるべきなんだろうな。

今回のはやぶさプロジェクトの概要は、「はやぶさ君の冒険日誌」が一番わかりやすいと思う。我が家では、これをプリントアウトして回し読みしておりました。再突入前に書かれたものなので、最後のエピソードは現実とは少し違いますが、それはそれで今回のはやぶさプロジェクトが想定外の事象をいくつもいくつもクリアしてたどり着いた成果なんだということを教えてくれます。
オススメです。

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