「非実在青少年」騒ぎは、とりあえず収束かな？

「しずかちゃんの入浴」「エヴァのヌード」はＯＫ　東京都２次元児童ポルノ規制条例
「しずかちゃんの裸はＯＫ－」。子供の性行為を描く漫画など「２次元児童ポルノ」規制に向け、東京都が可決を目指す青少年健全育成条例の改正案で、都は２６日、都民らから多数寄せられた質問２５問と都側の見解をまとめ、都ＨＰに掲載した。
規制対象“外”の一例として、「ドラえもん　しずかちゃんの入浴」「サザエさん　ワカメちゃんのパンチラ」「新世紀エヴァンゲリオン　レイやアスカのヌード」といった具体例を列挙するなど踏み込んだ内容となった。
（2010年4月26日 産経新聞）

「非実在青少年」騒ぎは、とりあえず収束かな？
規制対象外の例として、しずかちゃんやワカメちゃんに加えて、レイやアスカが出てくるあたり、質問を「多数」寄せた層がどんな層か透けて見える気もするけれど、まぁいいや。
漫画やアニメはダメだけど、小説に載っているのは規制対象外とかよくわからない。

私は中学校1年生と小学校3年生の父親という顔を持ってはいるが、個人的には性的な表現も表現の自由の一部として認められて当然という認識。行政が表現の自由を制限するような条例を制定することには反対。
「青少年の健全育成」は重要な問題ではあるけれど、それはあくまで親が「自分の子供」にどんな情報を与える かの問題。仮にわが子にとって「有害」な表現があるのであれば、親としての自分がフィルタリングしたいと思うし、そうやっているつもり。

東京都も津波のように押し寄せる電凸、メル凸を受けて、今回のQ&Aを出したのだろうから、電凸、メル凸した人たちは喜んでいる（安心している？）だろう。 でも、今回の条例案のように規制の外延を明確化することを求め続けると、行政サイドは何らかの形で明確化してくることになるが、その結果が常に表現者・ユーザーに好ましい形で出てくるとは限らないので、明確化を求める人は注意した方がいいだろう。

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