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お気楽金融雇われ人の見聞録

選びたいのはお互い様だと思うんだ

派遣先改正案、「事前面接」解禁見送り 社・国の要求受け入れ
政府は17日朝の基本政策閣僚委員会で、今国会に提出予定の労働者派遣法改正案について、派遣先企業が派遣社員を選別する「事前面接」を解禁するとした原案を修正する方針を決めた。菅直人副総理・財務相が社民、国民新両党の修正要求を受け入れた。19日に閣議決定し、国会に提出する見通しだ。
(2010年3月17日 日経新聞

事前面接がなぜいけないのかさっぱりわからない。

派遣先企業としてみれば、業務に必要なスキルをみた上で仕事に来てもらいたい。
派遣社員として働く人だって、自分が求められるスキルや派遣される企業の雰囲気をみた上で仕事に臨む方がモチベーション高くいけると思うのだが、違うんだろうか?

事前面接によって、派遣を断れる人も当然出てくるだろうが、派遣社員の側からも派遣先が気に入らなければ「チェンジ」できるようにしておくことで、お互いのニーズが合った上で契約できるようになるのだろうに。
選びたいのはお互い様だと思うんだ。

これが、力関係で一方的なものになることが目に見えているのであれば、たとえば派遣先企業が断ろうと思っても、派遣社員側が働きたいと意思表示したら、派遣先企業は断れないとか、弱い方に有利なルールにすれば良いわけで。

社民党国民新党が考えていることは「派遣先企業が事前面接で派遣社員を選別するのがけしからん」ということなんだろうが、こんな「釣書だけで見合いして断るオプションなし」の結婚のような制度が、まともに機能するとは思えない。
見合いの数自体が減るだけでしょ?

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