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民主党浮上せず

“小沢神話”に陰り 民主党内、再び路線対立も 衆院補選自民2勝
衆院統一補選で民主党は、大きくつまずいた。小沢一郎代表ら党執行部は今回の統一補選を「ホップ」、来年の参院選を「ステップ」、次期衆院選を「ジャンプ」と位置づいてきたが、出だしで敗北。「選挙に強い」という“小沢神話”に陰りが出たことで、これまで封印されてきた路線対立が表面化する可能性も出てきた。(産経新聞 2006年10月23日)

弔い合戦の神奈川はともかく、大阪も負けちまいましたか。どちらの選挙区も自民党議席だったとはいえ、民主党もなかなか浮上のきっかけがつかめませんな。まぁ、所属議員が不倫で写真誌を賑わしていたり、国会の質問も新聞のネタを二次利用するばかりでは民主党に期待しろという方が無理です。

鳩山幹事長は「北朝鮮の核実験が起き、我々の主張した格差問題が十分な争点とならなかった」と語ったそうですが、核実験1回なら周辺事態じゃないけど、核実験2回なら周辺事態もありうるなんて言ってちゃね。「欧州の天地は複雑怪奇」なる珍声明とともに総辞職した平沼内閣じゃあるまいし、政権をとりたい政党にしては突発事象に対する対応力があまりになさ杉。

結局、幹事長であっても党内の意見を忖度して発言せざるを得ないということなんでしょうが、そのこと自体が民主党の問題点を雄弁に物語ってますね。