聞いた、見た、読んだ。

お気楽金融雇われ人の見聞録

これも「なれ合い型」学級崩壊なんだろうな

「担任がいじめ誘発」福岡の中2自殺で学校謝罪
福岡県筑前町で、町立三輪中学校2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、学校側は15日、「1年生時の担任にいじめを誘発する言動があった」として、生徒の両親に謝罪した。この日、いじめの有無などに関する調査の経過報告で学校幹部らが生徒宅を訪れた際、校長や当時担任で現在は学年主任の教諭が、両親の追及に答える形で認めたという。
両親は「教師が率先していじめていたとすれば絶対に許すことができない。すべての真実が知りたい」と、さらなる調査と報告を求めた。(産経新聞 2006年10月16日)

週をまたいで学校ネタになりますが、これなんか「なれ合い型学級崩壊」に至るプロセスの典型例でしょう。

記事を通じて伝わってくる教員の言動は、あまりの低レベルぶりに呆れて引用する気にもなりませんが、要するに悪ぶって気の弱そうな生徒をいじめの対象にして、それ以外の生徒に迎合しているんですね。ターゲットにされた生徒はたまったもんじゃありませんが、私の学生の頃もこの手の教員はいたなぁ。記憶の限りでは、この手の教員は「一部」の生徒にはやたら受けが良いのですが、多くの生徒には底の浅さを見抜かれて、あまり相手にされていなかったような気がするんだけど……。

「先生の言うことだからってすべてを真に受ける必要はない」とは、一般化すれば社会人の処世術の一つとして当然に要求されるスキルではありますが、親としてはなかなか言いづらいセリフではありますね。でも自分の子供を守ろうと思ったら、そのくらい言い放てる心積もりは必要かもしれませんね。