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お気楽金融雇われ人の見聞録

これでプロとアマのズレが埋まるかな

「被害者の心情に配慮した科刑を」 但木検事総長
但木敬一検事総長は13日、全国8高検の検事長や50地検の検事正が集まる検察長官会同のあいさつで、「山口県光市母子殺人事件に関する最高裁判決の趣旨に十分留意していただきたい」と述べ、検察官に厳しい求刑を促す姿勢を示した。(asahi.com 2006年9月13日)

「被害者の心情に配慮した科刑を」とはいうものの、要は少年犯罪であっても内容によっては成人と同じに扱えということでしょう。個人的には自分のやっていることがどんなことかしっかりわかった上でやったことであれば、少年だろうがなんだろうが成人と同じに扱うべきという考えなので、望ましい方向だろうと思います。

そういえば、ちょっと前に少年犯罪に対する量刑を考える際の裁判官・検事(プロ)の認識と一般人(アマ)の認識が正反対だという記事が出ていました。「裁判員制度はプロとアマが一緒に仕事をすることだから、両者の意識のズレは可能な限り埋めるべし」というエントリー(プロとアマの意識のズレをどう埋める)を書きましたが、検事総長の発言はそういった「意識のズレ」を意識したものなんでしょう。