アシスタント暦30年の漫画家

「たけくまメモ: 全マンガ家志望者必見。」経由で見つけた、漫画家のアシスタントを30年務めているイエス小池さんのブログ「漫画家アシスタント物語　第１章」を紹介します。現在第4章まで続いています。藤子不二雄さんのまんが道のように漫画家自身の自伝的な漫画は見る機会がありましたが、アシスタントから見た舞台裏というのはなかなか見る機会が無かったので、興味深く読むことが出来ました。

ブログの語り口は軽妙で読みやすいのですが読み応えのある内容です。イエス小池さん、作品が入選して一度デビューして単行本も出されているのに、再びアシスタントに戻られたとのこと。漫画家のアシスタントをされている方のほとんどは、漫画家として独り立ちすることを目標としているだろうと思っていたのですが（私自身は漫画を作る側に回ったことは無いので完全に想像の世界です）、氏は何を思ってそのような道を選んだのか興味深いのですが、ブログの文面からはまだ分かりません。

と言うより、私が読んだ限りでは、イエス小池さん自身は今も独立する意思があるように見えるんですよね。でなければ、サイトを立ち上げてブログを書いたり、自身の漫画を読めるようにしたりはしないでしょうし。

ちなみに、イエス小池さんのデビュー作は「イエスの無料漫画サイトWEB漫サイ」で読むことが出来ます。読むのに気持ちのエネルギーが必要なかなり硬派な漫画です。そういう点では、読者を選ぶ漫画だなという印象はありますがお勧めします。