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お気楽金融雇われ人の見聞録

共済から国民年金に移管したら?

年金不正免除、社保局が市に協力要請 組織ぐるみ濃厚
大阪府内の社会保険事務所が、国民年金保険料の免除・猶予の申請を本人に無断で手続きしていた問題で、事務所を監督する立場の大阪社会保険事務局も昨年11月、電話承諾などで申請を代行する、不正な手続きへの協力を求める文書を、課長名で大阪市あてに出していたことが24日わかった。管内16の事務所での不正を認めた22日の記者会見で、事務局は関与を否定していたが、不正が組織ぐるみだった疑いが強まった。(asahi.com 2006年5月24日)

国民年金保険料を滞納していると社会保険事務所がいつの間にか勝手に免除扱いにしてくれるという、実にありがたい制度(笑)。社会保険事務所自ら「年金保険料は払わなくていいよ」というメッセージを出してくれるのでは、そりゃ国民年金制度も破綻まっしぐらというところですね。

一説には、年金保険料の不正免除を始めたのは、上から年金未納率を下げるようにとの「厳しい」お達しがあったからだとか。数年来、社会保険事務所社会保険庁は年金がらみの不正がボロボロ出てきておりますが、目標を達成できそうにないからといって安直に不正に走ると発想というのも、まぁ組織全体に染み付いた持病というか、習慣みたいなものなんでしょうね。

いっそのこと、社会保険事務所社会保険庁の職員の年金を公務員共済から外して、国民年金に組み入れてしまうというのはどうでしょう?もう少し真剣に業務に取り組んでくれるんじゃないでしょうかね。