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お気楽金融雇われ人の見聞録

荒川選手金メダル!

荒川選手、金メダルおめでとうございます。美しい演技でした。女子選手の金メダルはモーグルの里谷選手以来、女子フィギュアでは史上初めてとのこと。素晴らしい!のひと言です。

ライバルのスルツカヤ選手やコーエン選手がジャンプの着地でミスをする中、大きな綻びを見せることなく演技をまとめることができたのは、練習で培われた技術力と精神力の裏づけがあってのこと。真贋の裏づけも取らず怪文書に飛びついてしまう浮き足立ったどこかの政党も見習っていただきたいものですね(笑)。

それはさておき、今回の女子フィギュアスケート陣を一つのプロジェクトチームに見立てると面白いですね。一番若い安藤選手が結果を恐れず4回転ジャンプにチャレンジするところは、チームの一番の若手が玉石混交ながらこれまでのしがらみに捕われないアイデアを提供しようとするところに見立てることができますし、その若手をフォローしつつプロジェクトをきちんとした形に持っていくチームリーダーやミドルリーダーの役割を村主選手と荒川選手が担っていたと見ることができるのかなぁと。

私の身の回りでも、組成されたプロジェクトチームの中に元気に引っかき回す役回りの人と落ち着いて落としどころを探る役回りの人がいて、お互いがいい意味で牽制しあうとチームとしてのバランスが良くなり、結果としてプロジェクトの成果もいいものができることが多いようです。もちろん、実際にはフィギュアスケートは純然たる個人競技ですけれども、3選手の間では無意識のうちにこんな役割分担ができていたんじゃないかと妄想してみました。