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お気楽金融雇われ人の見聞録

子供の居場所をGPSでつかむ時代

NTTドコモ以外のキャリアも是非商品化していただきたいです。

防犯機能付き子ども向け携帯開発…NTTドコモ
NTTドコモは24日、子供が犯罪に巻き込まれるケースが増えているのに対応し、防犯機能を満載した新型の携帯電話「キッズケータイ」を発表した。2006年春に発売する。
発表された「キッズケータイ FOMA SA800i」は、データ通信機能などを高めた「第3世代」携帯電話。防犯ブザーとしても使え、警報音が鳴るだけでなく、事前に登録した親などの電話に自動的に「緊急通話です」と通知する。電源が切られても一定時間ごとに再起動し、GPSで子どもの携帯が今どこにあるかの位置情報をメールで親などに連絡する機能もつけた。(YOMIURI ON-LINE 2005年11月24日)

悲しいことではありますが、小さい子供を持つ親にとって「子供が無事に家に帰ってくること」が切実な願いになっているのが正直なところ。

小学校の低学年、3年生くらいまでの時期は、子供が一人でできることが飛躍的に増えてくる時期なので、親としても、自分がそうであったように色々やらせたいのですが、生活環境のリスクということで考えると一番危険な時期になっています。幼稚園や保育園の時期の方が、親自身や園バスの送迎があるため、小学生低学年より帰って安心感があったりします。

今回発表されたキッズケータイGPSを利用した位置連絡がウリとのこと。この機能だけで、子供が犯罪に巻き込まれることを完全に防げるとは思いませんが、ある程度の抑止力を期待できるかな。子供にしてみれば、GPSを使って居場所をつかまれるなんて管理されすぎで嫌だと感じるのでしょうが…。でも親にしてみれば、現在はそのくらい安心できない状況なんですよね。

以前、イギリス(だったかな?)で子供の位置確認のために、頭の骨にGPSの発信器を埋め込む話があり、その時はやり過ぎじゃないか、イギリスもおっかないなぁと思いましたが、日本でもこういう商品が普通に出てきて、親である私自身がありがたいと思うようになったという意味で、妙に感慨深いものがあります。