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お気楽金融雇われ人の見聞録

厚生労働省のサイトを巡回先に加えるとしよう

政府は15日、鳥インフルエンザの感染拡大と新型インフルエンザの発生に備え、厚生労働、農水、環境、防衛、外務など関係14閣僚が出席して首相官邸で閣僚会合を開き、各省庁が連携して国内での感染防止にあたる方針を確認した。
会議では、川崎厚労相厚労省の行動計画の概要を説明した後、安倍官房長官が、「行動計画に基づき、政府一丸となって万全の備えと対策を講じていきたい」と述べた。(YOMIURI ON-LINE 2005年11月15日)

厚生労働省が「新型インフルエンザ対策行動計画」を公表しました。行動計画は、WHOの分類に従いヒトへの感染リスクが小さいフェーズ1から新型インフルエンザが世界的に大流行する(パンデミック)フェーズ6の6段階に分けられて、それぞれ日本国内での発生の有無によって対応方針が決められています。それぞれのフェーズの定義を要約するとこんな感じです。

  1. ヒトへの新型インフルエンザの感染はないが、ヒトに感染する可能性を持つウィルスが動物で検出された
  2. ヒトへの新型インフルエンザの感染はないが、ヒトに感染するリスクが高いウィルスが動物で検出された
  3. ヒトへの新型インフルエンザの感染が確認されているが、ヒトからヒトへの感染は基本的に無い
  4. ヒトからヒトへの新型インフルエンザの感染が確認されているが、感染の規模は小規模
  5. ヒトからヒトへの新型インフルエンザの感染が確認されており、大きな集団発生がある
  6. パンデミックが発生、世界中で急速に感染が広がっている

今日(2005年11月15日)時点の日本の状況は、上の分類ではフェーズ3で国内非発生の状態(フェーズ3A)になるとのことです。基本的な考え方としては、新型インフルエンザの大発生に備えて、打てる手を打ち始めましょうという段階です。今日の読売新聞の社説はちょっと煽り気味かな?とも思いますが、大筋としては同意できます。個人レベルでどうすべきか、まるで書いていないのが不満ではありますが。

この段階で個人レベルで何に気をつけておいたほうが良いのでしょう?
個人の備忘録として厚労省の行動計画で該当しそうな箇所を抜粋すると、「新型インフルエンザについての正しい知識を持つ」とか「学校や家で鶏やアヒル七面鳥などを飼っている場合は、なるべく野鳥との接触を避ける」というあたりのようです。その他には一般的なインフルエンザ予防のための手洗いとかうがいの励行と行ったところでしょうかね。

しばらくは厚生労働省のサイトを、こまめにチェックした方が良さそうです。