クールビズの次はウォームビズ?
ファッションデザイナーの菊池武夫氏、漫画家の弘兼憲史氏らで構成する環境省の有識者委員会は22日、夏の軽装「クールビズ」に続く秋冬版の温かいビジネススタイルの名称を「ウォームビズ」にすることを決めた。クールビズ効果が予想以上だったため、秋冬版でも名称を継承した。時事通信の速報に出ていた記事。露骨なまでに二匹目のドジョウ狙いで笑ってしまいました。
具体例として、委員から「ベストを着たり、シャツの下にハイネックを着ける」「女性はスカートからパンツに変える」「帽子をかぶったり下着を工夫する」といった案が出された。クールビズではネクタイ業界から反発の声も上がったが、今度は「着込むおしゃれ」で、より多くの業界を巻き込めるとの計算もあるようだ。 (時事 2005年8月22日)
夏は「暑いスーツを脱いで、涼しいカジュアルな服を着てエアコンの設定温度を上げましょう」というPRができるけど、冬は寒けりゃ、スーツ着たままでいればいいわけですから(男は)、気持ちは分かりますが、間違いなく空振りするでしょう。
私の勤め先では、6月はじめから9月末まで毎日カジュアルデーということになっていますが、10月はじめから5月末までは金曜日以外スーツ着用が基本です(客商売じゃないのに)。夏のカジュアルに慣れた身にとっては、季節を問わずカジュアルにしてもらいたいところではありますが、冬にスーツというのは防寒上それなりに役に立ちますから、夏に比べればカジュアルスタイルのインセンティブって感じないんですよね。
環境省としては、二匹目のドジョウだろうがなんだろうが、世間の注目を集めることが第一歩と考えているんでしょうか?それとも、スーツを着っぱなしであろう男性ではなく、女性をターゲットにウォームビズを展開しようということなんでしょうか?