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お気楽金融雇われ人の見聞録

愛・地球博 超伝導リニア館

一週間ほど前の話ですが、夏の里帰りのイベントとして愛・地球博へいってきました。愛知県は連日の猛暑だったので、炎天下に子供らを並ばせるのはしんどかろうと、夕方5時からの入場券を握り締め、いざ万博会場へ。

名古屋地下鉄経由は混むと聞いていたので、JRが運行しているエクスポシャトル万博八草駅から瀬戸会場を経由し、モリゾーゴンドラに乗って長久手会場へ。モリゾーゴンドラは、途中民家の上を通過するとき、プライバシー保護の観点から一瞬で窓が曇って外が見えなくなるのですが、あれどういう仕組みなんだろう?

長久手会場での鉄オタ兄弟&父の(ほぼ唯一の)目当てはJR東海の「超伝導リニア館」。超伝導リニアとは、次世代の超特急として研究が進められている磁石の力で走るリニアモーターカーのことで、最高時速581kmの世界記録を持っています。今回の万博は、リニアモーターカーの実物と3Dシアターだけを見に来たようなものです。これまで何度か試乗会も申し込んだことがあるんですが、当たらないんですよね。

3Dシアターの待ち時間は約40分。これでこそ夕方から出かけて来た甲斐があったというものです。会場へ入ると、これまでの鉄道の歴史を振り返るプレショーがあり、いよいよ超伝導リニアの3D映像が始まります。

時速500kmの走行シーンはもちろん、リニアが車庫から実験線へ出て行くシーン、リニア同士のすれ違いシーン、併走シーンなどスピード感あふれるシーンが12分続きます。新幹線でも感じることの出来ない別次元のスピード感を味わうことができるのできます。子供らは大興奮でした。

親父的に贅沢を言えば、時速500kmですっ飛んでいくリニアモーターカーの映像に加え、リニアモーターカーの前面から見える(であろう)時速500km ですっ飛んでいく景色の映像を見たかったなと思います。写真を見ても分かるとおり、実際リニアが走るようになっても車両の前の景色は見えないんですよね。こういう機会だからこそ、リニアが実現しても見ることの出来ない貴重な映像を見せて欲しかったなと思います。

そんな細かい注文を差し引いても、超伝導リニアの3Dシアターは一見の価値ありです。超伝導リニアと宇宙旅行、生きている間に気軽に利用できるようになるといいなぁ。