聞いた、見た、読んだ。

お気楽金融雇われ人の見聞録

国民新党旗揚げ

私は、この戦争が決定的に愚かだったと思う、大きな一つの理由がある。それは、「この戦争はいつ終わりにするのか」をまるで考えていなかったことだ。
綿貫さんと亀井さんは、ついに新党結成せざるを得ないところまで追い込まれてしまいました。ところが新党に参加したのは、たった5人だけで、残りの造反組は無所属で選挙戦を戦うとか。堀内さんや平沼さん、野田聖子さんの新党に対するコメントは完全に他人事モードになってますから、これほど足並みの揃わない造反劇というのも珍しいんじゃないでしょうか。

冒頭の引用は、最近読んだ保阪正康さんの「あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書」の一節です。保阪さんは、戦争を始めてから終結させるまでの戦略・シナリオがまるでなかったということを指摘されているのだと思いますが、亀井さんの今回の失敗の原因と重なる部分は大きいと思います。

となると、今後たどる道も大体見えてきたような…。