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お気楽金融雇われ人の見聞録

カルフールはたった4年で日本撤退か

黒船襲来と騒がれたカルフールは、たった4年で日本から撤退することを決めた。

現在ある8店舗をイオンに売却する価格は100億円程度らしいが、傷が深くならないうちに損切りしようということなのだろう。決断が速いと言えば聞こえはいいが、4年で撤退する程度のぬるいコミットメントで進出してきて、ヨーロッパで成功したやり方をそのまま日本で再現しようとしても、そりゃうまく行かないだろう。

このあたり、西友へ出資したものの得意とするエブリデイ・ロープライスの思うような成果を上げていないウォルマートとも重なる部分があるが、それでも日本の消費者動向に合わせて軌道修正しようとしているところはウォルマートの方が一枚上手ということか。

それにしてもイオンはスーパーの事業売却の話があるとどこにでも顔を出しますな。


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