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お気楽金融雇われ人の見聞録

プロ野球、スト回避

日本プロ野球選手会日本プロフェッショナル野球組織の交渉がまとまり、週末のストは回避された。選手会側としては、近鉄オリックスの合併を飲む代わりに、来年も12球団に戻すことを視野に新規参入組の審査を行うことを勝ち取った形。

とりあえずは、2リーグ11球団という歪な形での運営は回避されたわけだが、パリーグの球団の経営は来期も苦しいことが目に見えている。…となると、次は苦しい球団経営を如何に改善するかに焦点が移る。よく比較されるサッカーのJリーグは、プロ野球より観客動員数が少ない反面、赤字のチームはプロ野球より少ない。選手の平均年俸が少ないことや分配金の制度が良く機能しているということは、以前から指摘されていることであり、これから始まる労使間の構造改革協議会でも重要な論点になるだろう。ありきたりな策ではあるが、サラリーキャップ制のような高額年俸抑制策も議論の俎上に上ってくると思われるが、選手会はどこまで踏み込んで議論できるだろうか。期待しつつ見守りたいと思う。

ともあれ、これで重要なニュースを押しのけてまで、テレビの時間を選挙していたプロ野球関連のニュースが少し減って、落ち着きが戻ってくるのは一安心。