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お気楽金融雇われ人の見聞録

「ちゃんとやってます」という都教育委員会の自己満足でしかないよね

新学期開始直後に小1クラス替えへ 都内公立小69校
新学期が始まったばかりなのに、東京都内の公立小学校69校で1年生のクラス替えが実施されることが分かった。4月に入ってから小1のクラスの上限人数を引き下げる法改正が成立したことへの対応だが、教師や保護者からは「学校に慣れ始めた児童を混乱させる」と批判が出ている。
(2011年4月28日 朝日新聞

38人学級が3クラスあった場合、これを35人以下のクラスにすると、28人学級が2クラス、29人学級が2クラスできる計算になる。教室は結構ゆったりするかな?

とはいえ、こんなことやってるから「役人仕事」って馬鹿にされるんだよな。

都教委幹部は「ねじれ国会で法改正が見送られることを懸念した。実際に改正されるのを見極めて対応するべきだと判断した」と説明する。改正が見送られた場合、35人学級実現のための教員の人件費を都が全額負担する可能性があった。

財政が苦しいので人件費の負担を気にするのは分かるけど、であれば、今年は35人学級の実施を見送っても良かったんじゃないの?

文科省も年度途中の制度変更であることを気にしてか、弾力対応できる途を残してあるのに。

小学校第1学年の児童数が36人~40人の学校において、その学校の児童の状態に応じた教育的配慮から学級を分割しないで、ティーム・ティーチングなど他の指導体制の充実により対応すること。
公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正等について(通知)

「ちゃんとやってます」という都教育委員会の自己満足でしかないよね。

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