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お気楽金融雇われ人の見聞録

新しい学習指導要領で選択肢が広がると考えればいいと思う

来年春から実施される新しい学習指導要領を反映した小学校教科書ができたということで、教科書のページ数が3割増しとか4割増しとか出てきた。
細かく内容を見たわけではないけど、新聞に出ている程度の変更内容を見る限りでは、中学受験にチャレンジする子供たちが塾で教わる内容が小学校の学習内容にも復活する、というくらいのことかなという印象。
小学校に加え中学校や高校の学習指導要領も新しくなるので、これまで端折られてきた学習内容が復活し、公立の学校における学習内容の底上げが図られるのはいいこと。

今回の指導要領の変更と昨今の不景気、公立中高一貫校の設立ラッシュを合わせて、私立中学受験ブームも終わり、みたいな声はますます大きくなるだろう。
それも一面の真実ではあって、今回の変更で私立から公立へのシフトは確実にある。
でも、それでもって別に私立中学が終わるわけじゃない。我々が子供のころの学習指導要領は、新しい学習指導要領に近いものだったと思うが、その頃だって首都圏では中学受験する層は存在していたわけで、指導要領だけの問題じゃないんだよね。

そもそも、公立と私立は本来対立する概念ではないはずで、親としては「公立も選べるし私立も選べる」というように、新しい学習指導要領で選択肢が広がると考えればいいと思う。
それぞれの家庭の考え方で好きな方を選べばいいというだけ。
必要以上に公立と私立の対立を煽る論調に踊らされる必要はないかな。

最近は、公立の高校の情報開示も着実に充実してきているので、いろいろな意味で今後が楽しみ。

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