バクマン。
今、長男Nがお気に入りのマンガです。
「Death Note」の大場つぐみ・小畑健コンビの作品で、2010年版「このマンガがすごい!」オトコ編の第1位作品でもあります。
ストーリーは、作画担当の真城最高(ましろもりたか:サイコー)と原作担当の高木秋人(たかぎあきと:シュージン)が、週刊少年ジャンプで人気漫画家になることを目指すというもの。少年ジャンプに連載中の本編は、2本目のマンガの連載にこぎ着けたところ。
いわゆる週刊少年ジャンプの「友情・努力・勝利」が、これでもかと盛り込まれたエンターテイメント性に富んだストーリーが展開されます。
このマンガの良いところは、主人公のサイコーやシュージンだけでなく、彼らがライバルとして目標としている天然漫画家の新妻エイジなどすべての登場人物が「熱い」こと。
面白いマンガを書くためなら、それこそ身を削って努力する姿が描かれています。
受験勉強中のNも、勉強に飽きて疲れてくると、休憩時間にバクマン。を読みふけっては、「熱い」サイコー・シュージンにあおられるような形で、モチベーションを回復させて、勉強を再開していたようです。
…たまに(しばしば?)熱中しすぎて母親に叱られていたようではありますが。
もちろん、努力が着実に実を結ぶところが列挙されているような単純な話ではありません。
せっかく連載までこぎ着けたマンガが人気が低迷して打ち切られてしまったり、漫画家を目指すアシスタントが夢かなわず田舎に帰ったりと、世の中がそれほど単純じゃないということも垣間見せてくれます。
このブログを訪れるような方は、あまり縁のないマンガかもしれませんが、親子で一読をお勧めします。読んで損はないマンガです。