聞いた、見た、読んだ。

お気楽金融雇われ人の見聞録

細部までマニアックな絵本-はたらきもののじょせつしゃけいてぃー




ジェオポリスという町の道路管理部にいる力自慢の赤いトラクター、ケイティーのお話。ケイティーは、夏はブルドーザーをつけて道路を修理し、冬はブルドーザーの代わりにハート型の除雪機をつけて雪かきをします。





町が大雪で埋まってしまったある冬の日、ケイティーは警察署から郵便局、駅、電話局、電力会社、水道局、病院、消防署、空港と町中を雪かきして回ります。ケイティーのおかげで町はもとのように行き来ができるようになったという物語です。





この絵本は、物語そのものだけでなく欄外でも楽しむことができます。





55馬力のケイティーが55頭の馬と一緒に描かれていることに始まり、ケイティーの働きぶりや、道路管理部の同僚のトラック、ジェオポリスの町の建物などが紹介されています。これらのトラックや町の建物は、物語の中にも出てくるので、一緒に警察署や消防署などの当てっこをしながら読み進められます。





絵本の中でケイティーが雪かきして行く道筋も、途中に出てくるジェオポリスの地図の通りなんですよね。細かいところまで実にマニアックな絵本です。