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お気楽金融雇われ人の見聞録

運動会を盛り上げるコツ


先日、NHK教育テレビの「親と子のTVスクール」で、ゲストの山本シュウさんが、司会係(実況係)が運動会を盛り上げるための5つのコツを紹介していました。運動会に限らず、結構いろいろな場面で使えるかな、と思ったので備忘録的にエントリーしておきます。


(1)大きな口をあけて話す


これは基本中の基本。大きな口をあけて話すことによって、一つ一つの音節がはっきり区切られます。これで聞く人が言葉を聞き取りやすくなります。


(2)お腹の底から声を出す


これも基本中の基本。お腹の底から声を出すことで、声を出すのに使う息の量が増えるため、聞く人が聞きやすい良く通る声が出るようになります。また、腹の底から声を出すと、自分のテンションも上がりますから、話す内容もハイテンションになります。


(3)語尾を上げて話す


語尾と言うか、セリフの最後を上げて話すといった方が適切かもしれません。ちょっと恥ずかしがったり、お行儀良く話そうとすると、どうしてもセリフの最後の部分が低い声になったり、声が小さくなったりしがちです。でも、そうすると聞く人には元気が無く聞こえてしまいますので、最後の部分こそ元気良く、勢いをつけて「次はクラス対抗リレーーーーッ!」と盛り上げましょう。


(4)目に映った光景を実況する


これは、スポーツの実況中継、特にラジオの実況中継をお手本にするといいと思います。こうすることで、ちょっと離れたところから見ている人たちにも、その場の細かい情報が伝わるので、臨場感が増す効果があります。


例えばリレーの実況が「さあ、リレーがスタートしました。みんなで応援しましょう。(以降しばらく沈黙)1組が先頭で第二走者にバトンが渡りました!」ではなく、「さあ、リレーがスタートしました。1組がいいスタートを切りました。これを追いかけるのは3組。2組と4組で激しい3位争いをしています。先頭の1組がバックストレートに入ったところで、3組が激しく追い上げてきました。ほとんど並んだまま第二走者にバトンタッチ!」という感じでしょうか。


(5)感情を込める


淡々と「1組が先頭でゴールインです。」と話すより、「1組が先頭でゴォーール!」と話すほうが盛り上がる効果があります。ただ、何でもかんでも絶叫調で叫びまくればいいというものではないという点で、「ゴォーーーーーーール!!!!!ゴール、ゴール、ゴォーーーーーール!!!!」」となってしまうと、くどくて却って興ざめさせてしまいますので要注意。(4)の「目に映った光景を実況する」とのコンボ攻撃で、さらに効果が倍増します。