聞いた、見た、読んだ。

お気楽金融雇われ人の見聞録

魔法のカメラ-空とぶかいぞくせん




今や海賊といえばアニメ「One Piece」のモンキー・D・ルフィが有名ですが、児童書の世界にも子供らしい海賊がいました。「ポケット ケポット トッポケト」という妙な呪文を聞いたら、なぜか海賊のおかしらになっていたという子供の海賊ポケットです。





ポケットは子供ですが大人の手下が3人ついています。大砲を撃たせれば百発百中のジャン、力持ちだけと居眠りばかりしている大男ケン、天才コックのポンです。それに白猫のアイコを加えた4人と一匹は、海賊船ポケット号に乗り込んで冒険をしています。





この「かいぞくポケットそらとぶかいぞくせん」はシリーズの第二弾で、ポケットがなぞの宝島で見つけた古いカメラがきっかけで冒険が始まります。このカメラ、元は何の変哲もない古びたカメラなのですが、いつの間にか魔法のカメラになっていて、撮ったものをカメラの中に吸い込んでしまいます。





そんなことを知らずにポケットは、女の子レイナをカメラの中に吸い込んでしまいます。送り届けたレイナの家はどうもわけありのようで、カメラの秘密を知ったレイナのお父さんはやたらとポケットにやさしくしてくれるのですが、それにはやっぱり裏がありました。その裏とは…





上の息子が最近はまっている本です。かいけつゾロリが挿絵をたくさん使って楽しく読めるのに比べると、かいぞくポケットは字も小さく、分量も多くなっており、「読書してる!」という感じが強くなってきます。子供が一気に読むには結構な分量かなとも思いましたが、最初は1時間くらいかけたのかな?何とか一人で読み通していたようです。





大人の目から見ると、いかにも子供こどもしたポケットが、精一杯背伸びしているところがよく見えて、とてもほほえましいです。シリーズは全部で20巻あるので、順番に買い揃えていこうかなと思います。その前に息子が飽きてしまわなければ、ですが。