聞いた、見た、読んだ。

お気楽金融雇われ人の見聞録

ちいさいしょうぼうじどうしゃ




これは父親の好みが多分に出ていると思うのですが、わが家では息子たちが小さい頃から自動車のおもちゃや電車のおもちゃを与えることが多かったです。


その甲斐あってか(?)息子たちは二人とも自動車・電車好きに育ったのですが、働く自動車は色や形が派手なこともあって、息子たちのお気に入りでした。中でも、真っ赤な消防車はその色や音が心を捕らえるのか一番のお気に入りでした。そういえば、何年か前のお正月に実家に帰ったとき、近所の消防署の若い消防士さんに消防車の説明を30分近くしていただいた事もありました(そのときの消防士さんありがとうございました)。


さて、この「ちいさいしょうぼうじどうしゃ」は、町の小さな消防署の消防士、スモールさんのお話。


スモールさんは消防署に住み込みで、町の火事に備えています。火事が起こると部下の消防士と飼い犬のティンカーを引き連れ、小さな消防車で現場に向かうのです。今日の火事は怪我人を出すことなく消し止められるでしょうか…。


…と書くと、なんだか緊迫したお話のようですが、実にほのぼのしたお話です。お話の最後、激しくツッコミを入れたい部分もありますが、それもお話のほのぼの振りの一部ということで。親も読みながらほのぼのできるお話です。