聞いた、見た、読んだ。

お気楽金融雇われ人の見聞録

停電が真冬の夕方でなくて良かった

大規模停電、企業対応に追われる・大きな影響は回避
14日朝発生した首都圏の広域停電は発生が始業前であったことや、午前10時前にはほとんどの地域で復旧したことで企業活動への深刻な影響は回避できたもようだ。ただ、電力以外でも通信やガス、ATMなどは一時、障害も発生し、関連企業は対応に追われた。お盆休みで人員が手薄な時に起きたことで、企業は危機管理体制を試された形になった。(2006年8月14日 NIKKEI NET)

いやはや。会社に着いたら停電でエレベーターが止まっていたので、オフィスまで階段を上がるのが大変でした。オフィスはオフィスでエアコン効いてないし。でも、オフィスまで階段で上がるくらいは大したことなくて、小売業や金融機関など拠点の多い業種は、営業が始まるまでの短い時間で影響の範囲や大きさを把握し、店を開くことができるかどうかの判断をしなければいけなかったでしょうから大変です。対応に追われた方々はご苦労様でした。

原因はクレーン船が送電線に触れたのが直接の原因のようですが、送電線が1本死んだくらいでこれだけの大規模な停電が発生するというのは、送電網も想像以上に脆弱なインフラですね。よく原発にテロがなんて危機シナリオを見ることがありますが、何のことはない。大変な思いして原発の厳重な設備を破壊する必要は全く無く、送電線1本切れば首都圏の機能を停止させることができることがわかってしまいましたね。これはこれで問題ですよね。

これが真冬で暗くなりかけの帰宅ラッシュ時に同時多発的に起きていたらどうなることか……。くわばらくわばら。