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お気楽金融雇われ人の見聞録

金英男氏母子北朝鮮で対面

「孫娘」とのビデオ再会、横田さん夫妻の思い複雑
約3年半ぶりに見た孫は、少しふっくらとして大人びていた。
北朝鮮金剛山で実現した韓国人拉致被害者、金英男(キム・ヨンナム)さんと家族の面会には、横田めぐみさんの娘キム・ヘギョンさん(18)も同席した。その姿は、日本のテレビ局のインタビューに登場した2002年10月以来だっただけに、めぐみさんの両親は、現地から届いた面会時の映像に目を細めた。一方で、懸念していた北朝鮮での対面に、理解を示しながらも複雑な表情を浮かべていた。(YOMIURI ON-LINE 2006年6月29日)

長い間離れていた親子が再会できてよかったね、ではありますが、横田夫妻が複雑な表情を見せるのも当然と言えば当然。北朝鮮の核問題、拉致問題の解決にとって良い影響は何一つ無いでしょうし、むしろ、この問題に関して韓国と協力できることはほとんど無くなったというのが妥当な評価でしょう。まぁ下手にこちら側に付かれると「あの国のあの法則」が発動されるリスクがあるので、日本にとっては良かったと考えておこう。

韓国政府は前の大統領の時から完全に北朝鮮に取り込まれてしまっていますが、北朝鮮に対して利害対立がある拉致被害者も簡単に取り込まれてしまいましたね。予想はしていましたが。拉致被害者である金英男氏が夕方記者会見を開くようですが、記事を見る限り、完全な北朝鮮側の人間と見るのが妥当のようで、どんなプロパガンダがでてくるか見物ではあります。

金英男さん、家族と2日目の面会…北の意向に沿う発言
韓国人拉致被害者、金英男(キム・ヨンナム)さんと母親らの2日目の面会が29日、北朝鮮金剛山で始まった。英男さんは28年ぶりの対面にも、28日は北朝鮮に渡った経緯などを話さず、むしろ「(南北)統一が必要」と、北朝鮮の意向に沿うような発言が目立った。
…同日夜の夕食会では、母親らに「国が統一されなければならない。こんなこと(家族の再会)は普通なのに特別なことになってしまった」「広い家に住み、生活に困ることはない」と訴えたが、これらの発言は北朝鮮の意向を反映したかのようだった。(YOMIURI ON-LINE 2006年6月29日)