内閣改造です

朝から各種マスメディアが軒並み競馬新聞状態になっているわけですが…。ネット上の情報をざっと見た限りでは、大手新聞は総じて固めの予想が書いてある印象、スポーツ新聞はみんな大穴狙いですね。

今回の人事について、首相は「改革意欲に富んだ人」を適材適所で起用する考えを示しているほか、自らの後継候補についても、「できるだけ活躍の場を与えたい」との意向を表明している。 閣僚人事では、安倍晋三自民党幹事長代理の初入閣や、構造改革を主導する竹中経済財政・郵政民営化相の留任が有力になっている。細田官房長官も留任との見方が出ている。また、「ポスト小泉」候補の麻生総務相、谷垣財務相は、党幹部も含めた重要ポストで引き続き処遇される見通しだ。自民党で衆院選を担当した武部幹事長、二階俊博総務局長も入閣などの可能性が取りざたされている。（YOMIURI ON-LINE 2005年10月31日）

閣僚名簿全部の予想はとてもできないのですが、個人的には厚生労働相、農林水産相、文部科学相が誰になるのか注目しています。

安倍さんが厚生労働相、竹中さんが農林水産相、小池さんが文部科学相だと面白いと思います。「改革」を続けるのであれば、次の主戦場はこのあたりですから、「改革」がレゾン・デートルになっているお三方を持ってくるのではなかろうかと思います。

ポスト小泉で名前が挙がる麻生さん、谷垣さん、福田さんで言えば、麻生さん、谷垣さんははそれぞれ総務相、財務相留任が妥当かなと。福田さんは政調会長あたりが良いのではないでしょうか？

とここまで書いて、雪斎さんの「小泉純一郎の「有終の美」内閣」を見てみたら、麻生さん、福田さん、安倍さんの置き方が同じで、月曜日からちょっといい気分です。結果がどうなるか分かりませんが、小泉首相の人事メニューの出来上がり楽しみに待ちたいと思います。

23:30追記

厚生労働相は川崎二郎さん、農林水産相は中川昭一さん、文部科学相は小坂憲次さんに決まりました。名前を挙げた安倍さんは官房長官、竹中さんは総務相、小池さんは環境相留任、麻生さんは外相、谷垣さんは財務相留任、福田さんは（とりあえず）無役ということで、名前とポストが一致したのは谷垣さんだけでした。

文部科学相の小坂さんは、自身のサイトで「教育改革」を政策および課題として挙げて見えます。財源移譲のことは触れていませんが、どのような所信を出されるか楽しみにしています。

ポスト小泉ということでは、麻生さん、谷垣さん、安倍さんが注目を浴びていますが、案外、農林水産大臣の中川さんもポスト小泉のダークホースかもしれません。農政改革そのものの重要性もさることながら（だから竹中さんと予想したのですが）、農産物の貿易問題では利害が対立することがある経済産業相から農林水産相へ横滑りさせたということは、農林族の中川さんに踏み絵を踏ませるようなもので、明らかに「お手並み拝見」モードですよね。今回の布陣で私が一番驚いた人事でした。