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お気楽金融雇われ人の見聞録

川崎市長選挙 - 阿部市長が再選

阿部氏が盤石の再選/川崎市長選
任期満了に伴う川崎市長選は、無所属の阿部孝夫氏(62)=自民、民主、公明、社民推薦=が現職の強さを発揮し、二期目の当選を果たした。無所属の新人で神奈川労連副議長・岡本一氏(60)=共産推薦=は、擁立が遅れた影響などで支持を集められなかった。
(略)
投票率は36・32%で、過去最多の五人が争った前回(36・76%)を0・44ポイント下回った。参院神奈川補選、同市宮前区市議補選の相乗効果が期待されたが、低迷した。 当日有権者数は百四万二千八百八十四人(男五十三万九千百四十七人、女五十万三千七百三十七人)。 (カナロコ 2005年10月24日)

川崎市長選挙は現職の阿部さんが再選されました。二期目を迎える阿部新市長には、各種施策の推進・実現はもちろんのこと、三位一体改革に代表される国から川崎市への権限と財源の委譲を更に積極的に働きかけてもらいたいと思います。

対抗馬の岡本さんは知名度うんぬんの問題以前に、「川崎市長選挙 - 両候補者の施策を比較してみた」でも触れたとおり、明確な争点を作り出すのに失敗したのが最大の敗因かと。現職と対抗馬が似たような政策を展開していると、どうしても有権者の関心は低下してしまいますな。かといって、国政における「確かな野党」のごとき不正追求型の候補者を首長にしようとする人は少ないわけで。このあたり、国政における前原民主党の悩みと相通ずるものがありそうです。