謎のお宝って何だろう?−なぞのおたから大さくせん(後編)
後編 かいけつゾロリのなぞのおたから大さくせん (39) (かいけつゾロリシリーズ ポプラ社の新・小さな童話)
- 作者: 原ゆたか
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: 単行本
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さて、謎のお宝大作戦の後編です。お宝を探して古いお城を探検するゾロリとイシシ、ノシシそれにテイルの4人ですが、罠に引っかかって城の外に飛び出したところで、再び海賊のタイガーに襲われます。ゾロリたち一行はタイガーの追っ手をかわして宝物を手に入れることができるかな?
それにしても謎のお宝って何でしょう?
ストーリー上のお宝はお宝として、テイルにとってのお宝は、お宝探しを通じて亡き父ゲイルの思いに触れたこと、ベタベタではありますがこれに尽きるでしょう。「親の心、子知らず」とはよく言われることですが、子供は子供で親の心を何とか理解しようと思っているということなんでしょう。そのおかげでテイルは、自分の新しい人生を歩き出すことができ、ゾロリはいつものように新しい旅に出発すると。
それにしても、ゾロリはどんどん児童書界の寅さんのようになっていますね。