アリからみると
- 作者: 桑原隆一,栗林慧
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2004/06/10
- メディア: 単行本
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アリから見える世界を楽しむ絵本です。今年の低学年向けの課題図書でした。
アリに変身して巣穴から出発します。地面からわずか数ミリのアリの目からはこんな風に景色が見えるんですね。本の中では、トノサマバッタ、マイマイカブリ、ツチイナゴ、ニワハンミョウ、虫じゃありませんがアマガエル、イナゴ、ウスバキトンボ、ショウリョウバッタ、モンシロチョウ、ハナムグリ、オオカマキリ、ノコギリクワガタ、カブトムシ、クワカミキリ、と14種類の虫と出会うことができます。アリの目線で見ると、虫たちの顔つきや手足のつき方、毛の生え方などが本当に良く分かります。
虫たちの写真を撮影した写真家の栗林慧さんは、以前エプソンのコマーシャルにも出てましたね。虫たちの写真は、栗林さん自作の超接写レンズを使って撮影されたものです。栗林さんは「KURIKEN」というサイトも運営しており、そちらのギャラリーでも虫たちの超接近写真や超高速ストロボ撮影を楽しむことができます。
最近は、こういう虫たちをナマで見る機会が少ないですよね。栗林さんは、お父さん向けにも写真集を出していますので、それぞれ虫の目線で楽しんでみるのもいいですね。