猫吉一家物語
- 作者: 大島妙子
- 出版社/メーカー: 金の星社
- 発売日: 2002/03/01
- メディア: 大型本
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先週に続いて猫が主役の絵本です。
黒猫の猫吉と白猫の女房(名前出てこないんです)、それにグレーの息子の昆布助(こぶすけ)一家の日常が描かれています。
朝は、お天道様に向かってパンパンパンと手をたたき、一家の一日が始まります。みんなで朝ごはんを食べると、一家で揃って仕事に出かけます。猫吉はきれを売るのが仕事です。
店番をする猫吉、周りを掃除する女房、そして屋台のまわりで遊ぶ昆布助。午前の営業がひと段落したところでみんなでお弁当。午後は猫吉と女房は昼寝、昆布助はまた遊び。「これぞスローライフ!」という時間が流れていきます。あこがれますね、こういう生活。サラリーマンの身から見るとうらやましい限りです。
この本には、春の巻と夏の巻の二つのお話が収められています。どちらの話も最後にちょっと涼しくなる落ちがついていますので、暑い夏の夜に部屋をちょっと暗くして読むのがオススメです。