聞いた、見た、読んだ。

お気楽金融雇われ人の見聞録

猫吉一家物語

猫吉一家物語 春夏

猫吉一家物語 春夏

先週に続いて猫が主役の絵本です。

黒猫の猫吉と白猫の女房(名前出てこないんです)、それにグレーの息子の昆布助(こぶすけ)一家の日常が描かれています。

朝は、お天道様に向かってパンパンパンと手をたたき、一家の一日が始まります。みんなで朝ごはんを食べると、一家で揃って仕事に出かけます。猫吉はきれを売るのが仕事です。

店番をする猫吉、周りを掃除する女房、そして屋台のまわりで遊ぶ昆布助。午前の営業がひと段落したところでみんなでお弁当。午後は猫吉と女房は昼寝、昆布助はまた遊び。「これぞスローライフ!」という時間が流れていきます。あこがれますね、こういう生活。サラリーマンの身から見るとうらやましい限りです。

この本には、春の巻と夏の巻の二つのお話が収められています。どちらの話も最後にちょっと涼しくなる落ちがついていますので、暑い夏の夜に部屋をちょっと暗くして読むのがオススメです。