聞いた、見た、読んだ。

お気楽金融雇われ人の見聞録

びっくりトップ人事の競演

CEOに野中ともよ氏、社長に井植副社長・三洋電発表
三洋電機は8日、社外取締役野中ともよ氏(50)が会長兼CEO(最高経営責任者)に就き、井植敏雅副社長(42)が社長兼COO(最高執行責任者)に昇格する人事を発表した。就任は6月下旬。桑野幸徳社長(64)は取締役相談役に退くが、井植敏会長(73)は現任の代表取締役兼取締役会議長を継続する。(NIKKEI NET 2005年4月8日)
R30さんのサイトで知った今日一番のびっくりニュース。

門外漢にとってはソニーのストリンガー氏のCEO就任も驚いたニュースだったけど、今日のニュースも最近の電機業界はサプライズ人事を競い合っているのかと思わせるほどのインパクト。ソニーは、それでもソニーグループのエンターテイメント部門の責任者だったストリンガー氏の昇格だから、それなりの必然性はあったのだろうけれど。今回は実際の業務執行にはタッチしたことがない(であろう)社外取締役からの抜擢だからなぁ。

そういえば、数日前のWBSで開発担当の方が「技術はあるけどデザインが…」というようなことを言っていたことを思い出した。社内的には「顧客指向の商品開発」へ転換しなければいけないという危機感が相当程度あって、野中氏の起用はそのシンボルとするつもりなんだろう。井植会長も会見で「野中氏の幅広い人脈や豊富な情報はビジネスに有益」と発言しているようだし。そういうことで納得しよう。

…にしてもねぇ。とりあえず、お手並み拝見させていただくことにします。