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お気楽金融雇われ人の見聞録

日韓友情年2005が盛り上がってきました

今年は日韓国交正常化40周年にちなんで日韓友情年2005とされているが、違う方向にどんどん盛り上がっている。
韓国の盧武鉉ノ・ムヒョン)大統領は1日、日本植民地支配への抵抗運動「3・1独立運動」86周年に当たり、ソウルで開かれた記念式典で演説した。
今年、国交正常化40周年を迎える日韓関係について、「関係発展には日本政府と国民の真摯(しんし)な努力が必要だ。過去の真実を糾明して心から謝罪をし、賠償することがあれば賠償しなければならない」と述べ、日本側に過去清算問題に一層取り組むよう求めた。(YOMIURI ON-LINE 2005年3月1日)
謝罪と賠償から始まる友情がどこの世界にあるんだろう?彼らが考える「友情」なるものは、日本語でいう友情とは全く別のものらしい。

好意的に考えれば、大統領の発言は韓国国内の国民感情に配慮したもので、こうでも言わないと韓国国内での政治的基盤が崩壊してしまうのだろう。それにしても、仲良くしましょうと言っているそばからこういう発言が出てくるのは、根本からして間違っているような気がする。
政府内には、韓国国内の反日感情の高まりを懸念する声もある。今年は日韓国交正常化40周年の節目にあたり、両国は、日韓友情年と位置づけて、文化、スポーツなど様々な交流事業を予定している。日本政府としては、こうした交流事業を通じて、「韓国国内の日本への感情をやわらげるように努めたい」(外務省幹部)としている。(YOMIURI ON-LINE 2005年3月1日)
対する日本の反応も、どうにも歯がゆい。外務省としては、韓国は一応同盟国でもあるし、表向きこういわざるを得ないのは理解できるが、韓国国内の対日感情を心配する暇があったら、もう少し「本当のこと」をはっきり言ってもらいたいところ。一方的な誤解を放置したままで友情もなにも成立しえないと思うのだが…。