聞いた、見た、読んだ。

お気楽金融雇われ人の見聞録

上海蟹日帰りツアー

今週は、仮住まいのサービスアパートを出て、虹橋の方にあるサービスアパートに引越し。まぁこちらも仮住まいといえば、仮住まいなんだけど、これから半年ちょっとは住むことになるので、それなりのお付き合いになりそうだ。

浦東の金融街に比べれば、街はかなりごみごみしているけれど、食事をしたり買い物をしたりする店には困らなさそうなので、一安心。

今週は、会社の行事で陽登湖まで蟹を食べに行った。いわゆる上海蟹ですな。

陽登湖は、上海からバスで2時間ほど行ったところにある上海蟹の養殖地。10-11月がメスの食べごろ、11-12月がオスの食べごろということで、この時期の週末は陽登湖までドライブに出かける人たちが多いのだとか。

着いてみると、確かに湖の周りにびっしりと養殖業者のいけすと簡易販売所、レストランが並んでおり、マイカーや観光バスが隙間もないほど止まっていた。

こちとら数百人の大所帯だったので、無事に店に入って食べられるか、心配していたけれど、引率者もいないのに魚の大群よろしく緩やかな群れを保ったまま、ちゃんと店までたどり着けたのは、食欲のなせる業。みなさん、たいしたもんです。

で、上海蟹

食べた方はご存知と思うけど、それほど大きな蟹じゃない。甲羅は大人の手のひらより一回り小さいくらい。だから、日本の蟹のように肉をメインで食べるじゃなく、蟹みそをメインで食べると考えた方が実態に近いかな。

最初にメスを食べたが、蒸したての蟹が出てくるので、甲羅を開くのにやけどしそうになる。甲羅の裏にタマゴを抱えていて、これがプチプチした歯ざわりで美味しい。熱いのを我慢しながら甲羅を開いた甲斐があるというもの。

次にオスを食べる。オスも蒸したてのものが出てくるので、やけどしそうになりながら、甲羅を開いて、蟹みそと白子を食べる。これがすごく濃厚な味。比べちゃうとメスよりオスの方がうまいな。上海蟹の食べごろが11月からと言われるのも、オスが後に出てくるのも納得。

これは確かにお勧めの味覚ですな。この時期、上海を訪れる方は、ぜひ。