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お気楽金融雇われ人の見聞録

民主党も自民党も終わってるなぁ

自民・浜田氏、離党し復興政務官就任の意向 政府は27日夜、菅直人首相と全閣僚による復興対策本部の初会合を開き、復興構想会議の提言を踏まえた復興策作りに本格的に乗り出す。首相は復興担当の政務官について、自民党浜田和幸参院議員に就任を打診した。国民新党亀井静香代表の進言を踏まえ、与野党を超えて東日本大震災の復興に取り組む姿勢を示したいと最終調整している。 浜田氏は27日午前、参院議員会館の自室で記者会見し、枝野幸男官房長官から26日に復興担当の政務官就任の打診があったことを認めた。27日中に結論を出す考えを示したが、「党籍が障害になるのであれば大きな目的のために小さな障害は乗り越える」と述べ、離党して受け入れる姿勢を示唆した。 (2011年6月27日 日経新聞

民主党自民党も終わってるなぁと思わせる記事。

与野党を超えて」

と言えば聞こえはいいけれど、要は民主党には復興周りの実務を担当できる能力のある議員がもういないということでしょう。このネタが亀井さんの進言という時点で民主党が人材払底かつ脳死状態にあるというのがよく分かる。

自民党自民党で、不信任案提出時は

「非常時だから与野党の枠を超えた協力が必要。与野党の協力には管総理をやめさせる必要がある」

と言っておきながら、「与野党の枠を超えた協力」部分は知らん顔して

「会期延長が50日ならいいけど、70日は長すぎる」

などとわけの分からない理由を持ち出して、会期延長に反対した。

本気で70日の会期延長が短いと考えているなら、それはそれで民主党比優位していると思われている実務能力に大いなる疑問符がつくし、単に管総理の退任だけを考えたポジショントークであれば、政局しか考えていないということ。

政権交代後、自民党は、民主党のもろもろの失点を自らの得点に回収できるチャンスを、変に政局にこだわることでことごとく自分の手で台無しにしているように見えますな。震災の復興を解決すべき最優先課題と認識している議員の造反が出てくるのがいい証拠。

どこかに政局好きなブレーンとそれに乗っかる有力議員がいるのだろうけれど、早いところご退場願った方がいいと思いますよ。

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