聞いた、見た、読んだ。

お気楽金融雇われ人の見聞録

くもさんおへんじどうしたの




下の子が通う幼稚園では教室においてある絵本を貸し出してくれます。たまに思い出したように絵本を借りてくるのですが、今週借りてきたのが「くもさんおへんじどうしたの」です。


どこかの農場の柵に風に乗ってやってきた一匹のクモが、せっせと巣を作り始めます。それはそれは一心不乱に巣作りをしています。農場に住む動物たちが代わるがわるやってきて話しかけますが、クモは返事もせず忙しく巣を作り続けます。


ようやく巣が出来上がったところで、もうクモはハエを捕まえています。細工は流流仕上げを御ろうじろ、まさにクモの面目躍如です。


クモが作るクモの巣はちゃんと手触りがあって(本物のクモの巣みたいにくっついたりはしませんが)、クモの巣が着々と出来上がっていく様子を手で楽しむこともできます。下の子も、このクモの巣の手触りが気に入って、いつもクモの巣を触りながら読んでいるそうです。


お父さんが子供をひざの上に座らせ、二人でクモの巣をたどりながら読むと楽しい一冊です。