聞いた、見た、読んだ。

お気楽金融雇われ人の見聞録

11ぴきのねこ



11ぴきのねこ

11ぴきのねこ







いわずと知れた「11ぴきのねこ」シリーズの第一作。


いつもお腹を空かせている11匹の猫たちが、山の向こうの広い湖に住むという怪物のみたいな大きな魚を取りに行く話です。


11ぴきのねこ」シリーズは、子供たちも大好きですが、私も子供のころから大好きで何度も読んだ絵本です。とらねこたいしょうに率いられた猫たちは、堅い団結力を誇り、力を合わせて今回の魚とりのようにいろいろな冒険などにチャレンジします。


その反面団結力が堅すぎるのか、今回の話のオチだとか「11ぴきのねこふくろのなか」などのように、「赤信号みんなで渡れば怖くない」を地で行くようなところがご愛嬌。話をあまり大きくしすぎるのもアレですが、11ぴきのねこたちが日本人の姿に重なって見えなくもないなと思ってみたり…。私にとってはそういう意味でも愛すべき猫たちですね。


作者の馬場のぼるさんは2001年(平成13年)にお亡くなりになられたそうですが、彼のお墓は東京都府中市多磨霊園にあるそうです。そしてお墓の横には、この11ぴきのねこをかたどった石碑が建っているとか(参照)。散歩がてら行ってみようかな。