エピオルニスって何?−のろわれたたまご
- 作者: 寺村輝夫,永井郁子
- 出版社/メーカー: あかね書房
- 発売日: 1990/03/01
- メディア: 単行本
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子供の海賊ポケットとその手下ジャン、ケン、ポンと猫のアイコのお話第3弾。今回はコックのポンの希望で「エピオルニスの卵」を探す冒険に出かけます。
エピオルニスというのは、何百年か前に存在らしい鳥で、この鳥が産んだ卵は世界一でっかいのです。ポンはエピオルニスの卵を手に入れてオムレツを作りたいと思っているのです。
そのエピオルニスの卵を探して出発したポケットたちは、海に落ちてしまいます。ところが、海の下にはあるはずの水がありません。
海の下はどうなっているのか、ポケットたちが海の下の世界の冒険を始めると、いろいろなものを見つけます。歩く魚や空を泳ぐ人間…、どうやら海の下には見知らぬ世界が広がっているようです。
ポケットたちは謎の鳥エピオルニスを見つけ、卵を手に入れることができるのでしょうか…。
上の子はかいぞくポケットシリーズがお気に入りで、この「のろわれたたまご」を買って来た日に一気に読んでしまいました。話のバックグランドが分かっているので、純粋に話の展開を追って楽しめるのが良いようです。
また、お話そのものは子供向けの軽いタッチで書かれていますが、ポケットたちが見つけたエピオルニスの姿、エピオルニスの話す内容は、現実世界の絶滅危惧動物の問題と通じるところもあったりして、ちょっと考えさせられる内容になっています。